レプチンってご存知ですか？

レプチンとは・・・満腹ホルモンのこと

レプチンはお腹がいっぱいになったことを脳に伝えるホルモンです。

つまり食欲を抑え、基礎代謝を上げる指令を出すホルモンです。

レプチンの分泌は、食べてから20～30分後に始まります。

ゆっくり良く噛んで食べず、早食いでは、レプチンが分泌される間もなく食べてしまうので、食欲が抑制されずに食べ過ぎてしまいます。

レプチンは睡眠中にも増えるといわれているので、しっかり睡眠をとること







レプチンが多いとどうなる？

基礎代謝を高めるように働きます。

甲状腺ホルモンの分泌を高め、同時に交感神経を亢進することにより、エネルギーの消費を増進。インスリンの血糖濃度を低下させて肥満を抑制。体温を上昇させてエネルギー消費を促進します。





レプチンが少ないとどうなるの？

基礎代謝を低下させます。脳には体重を一定に保とうする働きがあるため、体脂肪が不足していると判断し、過食に走らせます。消費カロリーは抑制し、摂取したカロリーは増加します。基礎代謝が低下するため、体脂肪が増加してしまいます。

過食に走って太るってしまいます。





かといってレプチンを増やせばいいって言う訳でもありません。

なぜかと言うと・・・

脂肪が増えすぎると、レプチンが増えすぎ、脳のほうで飽和状態になって麻痺してしまい、レプチンが効かない状態になります。この状態を「レプチン抵抗性」といいます。

高脂肪食を摂るとレプチン抵抗性が高まる。

肥満原因の95％は、このレプチン過剰によるレプチン抵抗性といわれています。

レプチンは男女共に体脂肪が25％越えたあたりから、分泌が盛んになります。

満腹信号が出なくなってしまうのでいくら食べても満腹にならず、いつまでも食べてしまいます。そして基礎代謝が上がらなくなり、次々と脂肪がため込まれてしまうことになります。





レプチンによって女性ホルモンにも影響が・・・

女性ホルモンの働きはレプチンに影響されているため、レプチン量が急激に減ると女性ホルモンの分泌指令を出している視床下部がホルモン分泌を抑えて、排卵や月経を強力に止めてしまいます。「飢餓状態なので生命の危険がある。妊娠できないようにして体の栄養を守ろう」と、脳が勝手に判断して命令を出してしまうんですって



ダイエットについても急激なダイエットはレプチンの分泌にも影響を与え

リバウンドを起こしやすいので、ゆっくりとしたペースでのダイエットをすることが

一番の近道となるのでした