ビタミンＡには、皮膚や粘膜、髪、目の働きを正常に保つ、肺や気管支などの呼吸器系統の病気の感染に対して抵抗力をつける、生殖機能を維持する、成長を促進する、といった働きがあります。

また、ガンの予防や治療に効果がある点も、注目されています





脂溶性ビタミンであるビタミンＡには、レチノールとβ-カロテン（β-カロチン）の２種類があります。



レチノールは、レバーやウナギなど動物性のものに含まれ、ビタミンＡ効力を持つ成分レチノールは、摂り過ぎると過剰症が出る恐れがありますが、通常の食事であれば、特に問題はありません。



β-カロテンは、主に緑黄色野菜などの植物性食品に含まれ、体内でビタミンＡに変換β-カロテンの場合、体内で必要な分だけがビタミンＡに変わります。

β-カロテンは油と一緒にとると80～90％も吸収されるので、料理の際は組み合わせて取ると効果的です



しかし薬品やサプリメントなどの栄養補助食品の場合、過剰に摂取し過ぎると、疲労感や吐き気、睡眠障害、食欲不振、皮膚の荒れ、夜盲症などを引き起こす場合があるので、その成分と摂取量をしっかり確認してから摂取するように気をつけましょう





レチノール

ウナギ、ホタルイカ、レバー、など

β-カロテン

かぼちゃ、しゅんぎく、にんじん、ほうれんそう、モロヘイヤ、など